アストンマーティンの旧車・名車の相場|DB5からDB11・ラピード・ラゴンダまで

ガレージに並ぶクラシックな英国製GTと近代GTのイメージ

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DB5のようなクラシックなアストンマーティンに憧れつつ、『旧車っていくらで買えて、維持できるものなの?』と迷っている方も多いですよね。

結論から言うと、アストンマーティンの旧車は年式とモデルで価格の幅がとても大きく、数百万円台から見つかる世代もあれば、名車は桁が変わります。

この記事では、名前がよく出る旧車を年式順に並べ、それぞれの特徴と、買う前に確かめたいことが分かります。

目次

アストンマーティンの旧車にはどんなモデルがある?

まずは全体の並びを見ておきましょう。アストンマーティンの旧車は、大きく「DB系」「ヴァンテージ」「ヴァンキッシュ」「4ドアや特別なモデル」に分かれます。

先に結論

中古で現実的に探しやすいのは、DB9・V8ヴァンテージ・DB11・ラピードあたりです。DB5などのクラシックカーは、台数も価格も別の世界と考えておきましょう。

系統モデルと登場年中古での探しやすさ
DB系(クラシック)DB4、DB5(1963年)、DB6台数が少なく、オークションなどが中心
DB系(近代)DB7(1994年)、DB9(2004年)、DB11(2016年)中古市場で比較的見つかる
ヴァンテージV8ヴァンテージ(2005年〜)、V12ヴァンテージ、2代目(2018年)見つかる。MTがある世代も
ヴァンキッシュ初代(2001年)、2代目(2012年)台数は多くない
4ドア・特別なモデルラピード、ラゴンダ、DBS、One-77モデルにより大きく違う

ここに出てくる年は登場した年です。年式ごとの見分け方は、ピラー記事の アストンマーティンの歴代モデル一覧 で詳しく見ています。

DB5・DB7・DB9・DB11はどう違う?

「DB」はデイヴィッド・ブラウンのイニシャルで、アストンマーティンの看板モデルの名前です。同じDBでも、世代でまったく別の車なんです。

DB5(1963年) は、映画『007 ゴールドフィンガー』のボンドカーとして世界的に有名になりました。昔のアストンマーティンといえばこの車、という方も多いはずです。

DB7(1994年) は、フォード傘下の時代に生まれたモデルです。比較的手に入れやすい価格帯の入口として、アストンの中古を考える方の候補になります。

DB9(2004年) は、自社製の5.9L V12を積んだGTです。長く作られたので台数が多く、中古で探しやすい代表格です。最終期には「Last of 9」と呼ばれる記念の仕様もあり、名前で検索されることがあります。

DB11(2016年) は、DB9の後を継いだモデルです。5.2L V12のほか、メルセデスAMG製4.0L V8を積む仕様もあります。

モデル登場年エンジンの特徴自動車税(年額・2019年10月以降登録の区分)
DB51963年直列6気筒年式・排気量で確認
DB71994年直列6気筒・V12車検証の排気量で確認
DB92004年5.9L V12(5,935cc)87,000円(2019年9月以前登録は88,000円)
DB11 V122016年5.2L V12ツインターボ(5,204cc)87,000円(同88,000円)
DB11 V82016年〜4.0L V8ツインターボ(3,982cc)65,000円
DB12(現行)2023年4.0L V8ツインターボ(3,982cc)65,000円

この表の通り、V12の旧車は現行V8より税金の区分が一つ上になります。毎年のことなので、気に入ったモデルの排気量は先に見ておきましょう。

旧車の多くは2019年9月以前に登録されているので、カッコ内の額になる車が多いです。さらに、新車登録から13年を超えたガソリン車は自動車税が割増になります。

『DB11の値段が知りたい』という方も多いですよね。DB11は年式・V8かV12か・走行距離で掲載価格にかなり差があり、決まった相場と言い切れる数字はありません。

DB10ってある?

DB10は映画『007 スペクター』のために作られた撮影用の車で、一般には売られていません。中古で探すモデルではないので注意しておきましょう。

DB5からDB12までのDB系の世代を並べた図解

ラピード・ラゴンダ・DBSはどんな車?

DB系以外にも、旧車で名前がよく出るモデルがあります。どれも個性が強く、選ぶ人を選ぶ車なんです。

ラピードは、アストンマーティンの4ドアスポーツです。5.9L V12を積み、後ろにも人が乗れるのが魅力でした。

「ラピードS」「ラピードAMR」など、出力を上げた仕様もあります。すでに生産は終わっています。

ラゴンダは、もともと別の高級車ブランドの名前でした。1970年代のくさび形のセダン「ラゴンダ」や、2015年の限定セダン「ラゴンダ タラフ」が知られています。どちらも台数がとても少ない車です。

DBSは、V12を積む高性能GTです。DBS スーパーレッジェーラなど、世代ごとに名前が付いています。5.2L V12の世代は自動車税が年87,000円(2019年9月以前登録は88,000円)の区分です。

モデルボディ中古で見る時のポイント
ラピード/ラピードS/AMR4ドア・4人乗り後席の使い勝手と、V12の整備記録
ラゴンダ(1970年代)4ドアセダン台数が極めて少ない。電装の状態が肝心
ラゴンダ タラフ4ドアセダン(限定)市場に出ること自体がまれ
DBS/DBS スーパーレッジェーラ2ドアGT高出力V12。タイヤ・ブレーキの消耗に注意
ブルドッグコンセプトカー一台限りの試作車。一般の中古ではない

「ラピードは故障が多いの?」と気になる方もいますよね。年数がたったV12車は、どのモデルでも電装や足回りに手がかかりやすくなります。故障の傾向と修理費の目安は 故障しやすい箇所の記事 で見てみてください。

旧車の価格はどれくらいの幅がある?

ここが一番知りたいところかもしれません。結論から言うと、アストンマーティンの中古価格は年式で数百万円台からありますが、モデルと状態で大きく違います。

例えば、現行に近いDBXの中古でも、価格.comの掲載で約1,262万〜5,040万円と幅があります。旧車になると、この幅はさらに広がります。

価格の幅を決める要素価格が上がりやすい価格が下がりやすい
年式・モデル名車・限定車・クラシック台数の多い近代モデル
走行距離少ない多い
整備記録記録がそろっている記録が欠けている
変速機中古で人気のMT年式の古い自動MT
色・仕様人気色・希少な内装好みが分かれる色

MTの旧車は価格が上がりやすい?

アストンマーティンの現行モデルは全車ATです。そのため、V8ヴァンテージやV12ヴァンテージのMT車は、中古で探す方が多い存在になっています。

同じ年式でも、MTかどうかで掲載価格が変わることがあります。MTにこだわるかどうかは、先に決めておくと探しやすくなりますよ。MTの世代や選び方は マニュアル車の記事 で詳しく見ています。

『安く見つけた!』と思っても、整備費を足すと高くつくことがあります。車両価格だけでなく、買った後に何が必要かまで見ておきましょう。

よくある失敗

車両価格の安さだけで選んで、買ってからまとめて整備費がかかること。旧車ほど、前のオーナーがどれだけ手をかけていたかで差が出ます。

旧車を買う前に確かめたいことは?

アストンマーティンの旧車は、1台ごとの状態がすべてです。同じモデルでも、整備されてきた車とそうでない車では、まったく別物と考えておきましょう。

例えば、販売店ではこんなやり取りがよくあります。

「整備記録簿はそろっていますか?」
「新車からの記録があります。直近で足回りも手を入れています」

旧車を見に行く時のチェック
  • 整備記録簿が年ごとにそろっているかを見る
  • 正規か並行輸入か、車検証の型式欄を確かめる
  • エンジンが冷えた状態からかけてもらい、音と煙を見る
  • エアコンや窓など電装品をひと通り動かす
  • タイヤの製造年とブレーキの残りを確かめる
  • 近くにアストンマーティンを見られる整備工場があるか調べる

試乗ができるなら、ぜひ乗ってみてください。まっすぐ走るか、ブレーキで車が片側に寄らないか、段差で変な音がしないかは、乗ってみて初めて分かることです。

並行輸入の旧車は、車検証の型式欄が「不明」になっていることがあります。それ自体は悪いことではありませんが、部品の手配や整備の受け先は先に確かめておくと安心です。

旧車を買う前に見るポイントを順番に並べた図解

旧車と付き合うための心構え

旧車は、買った日がスタートです。年に一度はしっかり点検に出し、気になる所は早めに直していくほうが、結果的に大きな出費を防げます。

『乗らずにしまっておけば傷まないのでは?』と思う方もいますよね。実は、長く動かさない車のほうが、バッテリーやゴム部品が傷みやすいんです。

月に何度かは走らせて、エンジンやエアコンを動かしてあげましょう。保管場所も、屋根付きで湿気の少ない所を選ぶと、内装の革や金属部品が長持ちします。旧車ならではの手間も、楽しみの一つと思える方に向いています!

旧車の在庫はどうやって探す?

旧車は1台ごとに条件が違うので、まずは在庫を条件で絞って見比べるのが近道です。年式・走行距離・修復歴・整備記録の有無で並べてみると、価格の理由が見えてきます。

『どのモデルにするか決めきれない』という方は、気になる2〜3モデルの在庫を同じ条件で並べてみてください。

アストンマーティン買いたいドットコム

アストンマーティンの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、アストンマーティンの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

在庫を見ながら、本当に欲しいのが旧車なのか、それとも新しめの中古なのかを考えるのも大事です。現行モデルを新車で買う場合の交渉の順番は アストンマーティンの値引き相場と限界額 でまとめています。

ブランドの成り立ちから知りたい方は アストンマーティンはどこの国のメーカー? も、小さな旧車が気になる方は シグネットの記事 も参考にしてみてください。

よくある質問

アストンマーティンの旧車で探しやすいモデルは?

DB9・V8ヴァンテージ・DB11・ラピードは台数が比較的多く、中古で探しやすいモデルです。DB5などのクラシックカーは台数が少なく、価格も別の世界です。

DB11の値段はいくらくらいですか?

年式・V8かV12か・走行距離で掲載価格に大きな差があり、一つの相場では言えません。条件をそろえて在庫を見比べるのが確実です。

旧車の自動車税はいくらですか?

DB9(5,935cc)やDB11 V12(5,204cc)は年87,000円の区分で、2019年9月以前登録なら88,000円です。新車登録から13年を超えると割増になります。

ラゴンダは中古で買えますか?

1970年代のラゴンダや限定のラゴンダ タラフは台数がとても少なく、市場に出ること自体がまれです。見つけた時は整備記録と部品の手配先を確かめましょう。

DB10は買えますか?

DB10は映画『007 スペクター』の撮影用に作られた車で、一般には販売されていません。

まとめ

この記事の要点
  • 中古で探しやすいのはDB9・V8ヴァンテージ・DB11・ラピード
  • DB5などのクラシックは台数・価格とも別の世界
  • V12旧車の自動車税は年87,000円(2019年9月以前登録は88,000円)で、13年超は割増
  • 価格は年式・走行距離・整備記録で大きく変わる
  • 買う前に整備記録と整備の受け先を確かめる
アストンマーティン買いたいドットコム

アストンマーティン買いたいドットコム 編集部

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