アストンマーティンはなぜ高い?値段の理由と壊れやすい・遅いと言われる背景

手作業で内装を仕上げる工房と高級GTクーペのイメージ

当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。

アストンマーティンの価格を見て、『車1台で家が買える値段なのはなぜ?』と驚いた方も多いはずです。しかも「壊れやすい」「遅い」という声まで聞くと、払う価値があるのか迷いますよね。

結論から言うと、高さの理由は生産台数の少なさと手作業の多さ、そしてオプションで値段が積み上がる売り方にあります。この記事を読めば、モデルごとの価格差と、悪い評判がどこから来ているのかが分かります。

目次

アストンマーティンの値段はいくら?一番安いのと一番高いのを先に見る

まずは今の値段を並べてみます。価格は消費税込みの車両本体で、メディアのカタログ掲載値です(facts.md・2026年10月時点)。

モデルボディ・乗車定員エンジン車両本体価格
ヴァンテージクーペ・2人乗り4.0L V8ツインターボ 665PS2,690万円
ヴァンテージ Sクーペ・2人乗り4.0L V8ツインターボ 680PS2,760万円
ヴァンテージ ロードスターオープン・2人乗り4.0L V8ツインターボ 665PS2,860万円
DB12クーペ・4人乗り4.0L V8ツインターボ 680PS3,090万円
DB12 S / DB12 ヴォランテクーペ/オープン・4人乗り4.0L V8ツインターボ3,290万円
DBX707 / DBX SSUV・5人乗り4.0L V8ツインターボ 707PS/727PS3,590万円
ヴァンキッシュクーペ・2人乗り5.2L V12ツインターボ 835PS5,290万円
ヴァンキッシュ ヴォランテオープン・2人乗り5.2L V12ツインターボ 835PS5,720万円
ヴァルハラPHEV・2人乗り(世界999台限定)V8ツインターボ+モーター 1,079PS1億2,890万円
先に結論

一番安い新車はヴァンテージの2,690万円です。カタログモデルで一番高いのはヴァンキッシュ ヴォランテの5,720万円で、限定車のヴァルハラは1億2,890万円まで上がります。

『一番安くても2,690万円なの?』と感じますよね。ここにオプションが乗るので、実際の支払いはさらに上がることが多いんです。

なお、2026年10月1日に発表された新型DBX GTは、日本価格がまだ出ていません。全モデルの価格は アストンマーティンの新車価格一覧 にまとめています。

アストンマーティン現行モデルの価格帯を安い順に並べた図解

なぜここまで高い?値段を押し上げている5つの理由

アストンマーティンが高い理由は、ひとつではありません。いくつかの理由が重なって、この価格になっているんです。

値段が高くなる主な理由
  • 生産台数が少なく、1台あたりの開発費の負担が大きい
  • 英国ゲイドンの工場で、内装の縫製などに手作業が多い
  • 600PSを超えるエンジンと、それに耐えるブレーキや足まわりを積んでいる
  • 塗装やカーボン、内装の素材を選ぶオプションで値段が積み上がる
  • 日本へは輸入車として入るため、輸送や販売網のコストが乗る

ここで大事なのは、量産車の「台数で割って安くする」という考え方が通じないことです。少なく作る前提なので、1台ごとの値段に開発費がそのまま乗ってきます。

例えばこんな場面です。同じ4.0L V8でも、ヴァンテージは2人乗り、DB12は4人乗り、DBXは5人乗りのSUVです。

ボディや足まわりがモデルごとに別物なので、エンジンを共通にしても、ほかの部分で費用がかかります。エンジンの違いは アストンマーティンのエンジン一覧 で詳しく書いています。

V8はメルセデスAMG製なのに、なぜ安くならない?

『エンジンがAMG製なら、もっと安くできるのでは?』と思う方もいますよね。実は、現行のV8はメルセデスAMG製の4.0L V8ツインターボがベースです。

ただ、エンジンを共通にしても、車体や内装、足まわりの仕立てはモデルごとに専用です。V12(5.2Lツインターボ)は自社製で、これを積むヴァンキッシュは価格も一段高くなっています。

ヴァンテージとヴァンキッシュで2,600万円も違うのはなぜ?

同じ2人乗りのクーペでも、ヴァンテージは2,690万円、ヴァンキッシュは5,290万円です。差は2,600万円にもなります!

一番大きな違いは、エンジンです。ヴァンテージは4.0L V8(665PS)、ヴァンキッシュは自社製の5.2L V12(835PS/1,000Nm)を積んでいます。

車体の大きさも違います。全長はヴァンテージが4,495mm、ヴァンキッシュが4,850mmで、ヴァンキッシュのほうが35cmほど長いんです。

つまり、ヴァンキッシュはブランドの看板になるフラッグシップという位置づけです。値段の差は、作る台数と中身の両方から来ていると考えると分かりやすいですよ。

オプションで総額はどこまで上がる?

アストンマーティンの値段で見落としやすいのが、オプションです。車両本体の価格は「スタート地点」と考えておくと、見積もりを見た時に驚かずに済みます。

本体価格に近い総額で収まりやすい買い方
  • 標準色と標準の内装を選ぶ
  • 在庫車や、販売店がすでに仕様を決めた車を選ぶ
  • 必要な装備だけに絞って選ぶ
総額が大きく膨らみやすい買い方
  • 特別色の塗装やビスポーク(Q by Aston Martin)を選ぶ
  • 外装・内装のカーボンパーツを多く選ぶ
  • 内装の素材やステッチを細かく指定する

オプションの金額は、選ぶ内容で数百万円単位の差が出ます。どこにお金がかかるのかは アストンマーティンのオプションはいくら? で詳しく見られます。

『値引きでオプション代くらい取り戻せないの?』という声もありますよね。値引きは時期や在庫で変わり、決まった額はありません。交渉の順番は アストンマーティンの値引き相場と限界額 を見てみてください。

品質はどう?「壊れやすい」と言われる理由

値段が高いのに「壊れやすい」と聞くと、ちょっと不安になりますよね。ただ、この話にはいくつかの背景があります。

壊れやすいと言われる主な背景

週末だけ乗る人が多く、長く動かさない期間にバッテリーが弱りやすいこと。電子装備が多く、電圧が下がると警告灯が出やすいこと。中古市場に10年以上前の年式も多く出回っていること。この3つが重なって、壊れやすいという印象につながっています。

アストンマーティンの故障率を示す公式の数字は出ていません。よく聞く話の多くは、オーナーや整備工場の経験談がもとになっているんです。

例えば、冬の間ずっと乗らずに置いていた車で、春にエンジンをかけたら警告灯が点いた。こうした「乗らないことで起きる不調」が、品質の問題として語られることが多いんです。

故障しやすい箇所と修理費の目安は アストンマーティンの故障しやすい箇所と修理費の目安 にまとめています。

オーナーの声として良い点・気になる点を知りたい方は アストンマーティンの口コミ・評判まとめ も見てみてください。

よくある誤解

新車の品質と、古い年式の中古車の状態を同じ話として受け取ってしまうことです。「壊れやすい」という話を見かけたら、どの年式の話なのかを確かめてみてください。

「遅い」と言われるのはなぜ?

アストンマーティンが遅いという話を聞いて、意外に思った方もいるかもしれません。現行のヴァンテージは665PS、ヴァンキッシュは835PSあるので、数字の上では十分すぎる力があります。

それでも「遅い」と言われる理由は、主に3つ考えられます。

遅いと言われる理由を順に見る
  1. 車の性格がGT(長い距離を快適に走る車)寄りで、サーキットの速さを一番に作られていない
  2. 車両重量がヴァンテージで1,745kg、DBXで2,245kgと、軽い車ではない
  3. F1チーム「アストンマーティン・アラムコ」の成績の話が、市販車の話と混ざって語られる

3つ目は少し意外ですよね。F1チームは2026年からホンダのパワーユニットを積んでいて、レースの話題がよく検索されます。

ただ、F1の結果と、店で買える車の速さは別の話です。市販車の加速や最高速度は エンジン一覧の記事 でモデルごとに見られます。

モデル出力車両重量変速機・駆動
ヴァンテージ665PS1,745kg8速AT・FR
DB12680PS1,788kg8速AT・FR
ヴァンキッシュ835PS1,910kg8速AT・FR
DBX707 / DBX S707PS/727PS2,245kg9速AT・4WD

数値は価格.comなどのカタログ掲載値です。重さだけを見れば軽い部類ではありません。速さを競う車というより、長い距離を余裕を持って走るGTらしい性格なんです。

アストンマーティンが壊れやすい・遅いと言われる背景を分けた図解

高い値段に見合う?買う前に考えておきたいこと

結論から言うと、値段に見合うかどうかは「何を求めて買うか」で答えが変わります。サーキットの速さを一番に求めるなら、ほかの選択肢もあります。

一方で、長い距離を気持ちよく走れて、内装の手触りやデザインを楽しみたい方には、アストンマーティンならではの良さがあるんです。

買う前に考えておきたいこと
  • 2人乗りで足りるか、4人乗りや5人乗りが必要か
  • オプション込みで、総額がいくらになりそうか
  • 年間の維持費を払い続けられるか
  • 何年乗って、いくらで手放すつもりか

『本体価格だけで決めて、あとから維持費に驚いた』という声もよく聞きます。自動車税だけでも、4.0L V8のモデルは年65,000円、5.2L V12のヴァンキッシュは年87,000円です(2019年10月以降登録)。

保険や点検、タイヤも含めた年間の費用は アストンマーティンの維持費は年間いくら? で計算しています。乗っている人の年収の目安は アストンマーティンに乗ってる人のイメージと年収 が参考になりますよ。

ライバル車と値段で比べたい方は アストンマーティンとライバル比較 も見てみてください。

アストンマーティンが高い理由と、買う前に考えたい4つのことをまとめた図解

見積もりを取って総額を確かめる

ここまで読んで、『結局、自分の仕様だといくらになるの?』と思った方もいるはずです。オプションや在庫の状況で総額は大きく変わるので、見積もりを取って比べるのが一番早いんです!

見積もりを取る時は、本体価格・オプション・諸費用を分けて書いてもらいましょう。複数のモデルで同じ条件の見積もりをもらうと、どこで差がついているかが見えてきます。

アストンマーティン買いたいドットコム

アストンマーティンの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、アストンマーティンの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

よくある質問

アストンマーティンで一番高いモデルはどれですか?

カタログモデルではヴァンキッシュ ヴォランテの5,720万円が一番高いです。限定車まで含めると、世界999台限定のヴァルハラが1億2,890万円です。いずれもメディアの掲載値で、オプションで上がります。

アストンマーティンで一番安い新車はいくらですか?

ヴァンテージ(クーペ)の2,690万円が一番安い新車です。SUVならDBX707・DBX Sの3,590万円からになります。

アストンマーティンの品質に問題はありますか?

故障率を示す公式の数字は出ていません。壊れやすいという話は、長く乗らない使い方や古い年式の中古車の話が多いです。中古で買う時は整備記録を確かめてみてください。

アストンマーティンが遅いと言われるのは本当ですか?

現行モデルは665PSから835PSあり、数字の上では遅い車ではありません。GT寄りの性格や重めの車重、F1チームの成績の話が混ざって、遅いと言われることがあります。

値引きで安く買うことはできますか?

値引きの額は時期や在庫で変わり、決まった額はありません。見積もりを複数取って、オプションや諸費用の中身を比べるのがおすすめです。

まとめ

この記事の要点
  • 一番安い新車はヴァンテージの2,690万円、カタログモデルの最高額はヴァンキッシュ ヴォランテの5,720万円
  • 高い理由は、少量生産・手作業の多さ・高出力の車体・オプションの積み上げ・輸入コスト
  • 壊れやすいという話は、乗らない期間と古い年式の中古車が背景にあることが多い
  • 遅いという話は、GT寄りの性格や車重、F1の話題が混ざったもの
  • 総額はオプションで大きく変わるので、見積もりで中身を比べるのが確実
アストンマーティン買いたいドットコム

アストンマーティン買いたいドットコム 編集部

アストンマーティンの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次